ポルシェ964  当店、初来店での車検整備

当店、お初のご来店の1992y ポルシェ 964 ティプトロ。

今回、車検整備と言う事でお預かりさせていただきました。

お聞きしたところ、約1年半前に他店にて購入されたとの事。

その間、整備らしい整備もしてなくどうも購入時の納車整備

もしてるのかしてないのか????って感じ。

もちろん汗整備記録簿も無く履歴も解らない状態あせあせ

見たところ、大きな事故歴も無く内外装の状態もそれ程悪く

ない感じです。

まぁ、964も20年選手だしこれからは現物勝負的になってくる

とも思うので色々と相談しながらコンディションを上げていきまし

ょうと言う事になりました。

まずは車検に通るかどうかの基本的な点検から・・・

早速出ました。右側ドラブシャフトブーツがIN/OUTともにパックリと

切れてます。これは交換しない事には車検もとれません。

ドライブシャフトを車上から外しての作業になります。

切れたブーツを取り去って中を覗いてみるとご覧の通りです。

切れてからだいぶ時間が経っているのか封入してるグリスも

少なくなっており薄らサビ色な物も見えてます。

切れて間も無ければグリスを足して新しいブーツを装着すれ

ばいいのですがコレは一度分解洗浄してベアリングの点検

が必要と思われます。

分解洗浄した所。

点検したところ、酷いキズも段つきなども無いようなので

オーバーホールして再使用する事にしました。

新しいグリスを封入して組み上げた図。

ドラブシャフト脱着の際にしか登場する機会のあまり無い

デカトルクレンチ。ポルシェのドライブシャフトのトルクは

460Nmと結構なトルクで締めつけてますのでこのような

物が必要になってきます。

決していい加減な工具で締めないようにしましょう。。。

これでとりあえず車検ラインは通せそうですがこの作業中

にエライ物を発見です。

お預かりしてすぐに一度、ロードテストに出かけた時にどうもシフト

レバーに節度感無く「顔」と思ってたら・・・

上写真の○印、シフトワイヤーを固定しているブラケットがグラグラ

ではないですかヤバー!

拡大した所。

ブラケットを固定しているボルトが抜けかけてました。

コレが「外れたらシフトできなくなりカメさん状態になる所です。

一応、、締めつけて解決ですがどうもこの先が思いやれそうな

予感がタップリです…汗 ダッフィー

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