感想文シリーズポルシェ964のパワーステアリングを重ステに交換? そのメリットは?

タイプ964からパワーステアリングが付いた事は皆さんもご存知と思います
そして964でもRSはパワーステアリングが付いてない事もご存知と思います
パワーステアリングは油圧を使ってる事も皆さんご存知と思います
964に乗っている人はエアコンのスイッチONとOFFで違いがあると気がついている方もおられると思います 

ではパワーステアリングも、エンジンのカムの回転の力を使い油圧をかけている事をご存知ですか?
きっと半分くらいのかたはご存知ないと思われます

そこで今回964のエンジンを積み込むにあたり、パワーステアリングのポンプが付かないエンジンにのせ替えました
当然ステアリングラックは写真のパワーステアリングなしのRSの物に交換したところ色々な発見がありまたした

この後の私の体感をお話し・・・・・・
 964RSのラックはノーマルに比べてギャーの溝の枚数が多く切られているためノーマルより繊細なハンドリングが可能となります
そのため ステアリングの重さはノンパワーに成っても930と同じ程度と思ってください
(タイヤのサイズに 扁平により異なりますが)

走らしてみて一番に気がついたのが1000回転から2500回転までの低速のアクセルのつきが格段に良くなったことでした
高速はあまり変わりませんが、低回転でかなり異なります
実際に3速で1500回転からアクセルを踏み込むと気持ちよくボディーを前に押出してくれます

964でサーキット走行をメインに考えられている方はこのRSのステアリングラックに交換すると良いと思います

また、ポンプ カバー ホース類などを取り外す事で数キロの軽量にもなります
問題はエンジンのカムの部分の処理がどこまでするか….
ポルシェ社が今までRSと名前を付けたモデルは色々なところで知恵を使っています。
いかに快適に走れるか、から走ることだけを考えて軽量から始まり、同じエンジンスペックでも少しでも良く加速できるか、アクセルのつきがよく、コーナーリングが速く、ブレーキが強く利くことを真剣に考えて一つ一つの部品を手がけている事がこのラック一つでも伝わってきました

毎日のようにポルシェと接していますが 日々勉強 知らない事だらけです
私なんかが一生接していても ポルシェの事の半分も解れば良いほどですかね(笑)    

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