埼玉県よりご入庫いただいた、ポルシェ997カレラSカブリオレです。

エンジンよりカタカタ音がするということですが、そこまで音も大きくなかったので、1気筒程度の修理かなと思ったのですが、3気筒かじりがひどい状態でした。



ピストンヘッド、シリンダー内傷だらけです。

燃焼室の圧力がエンジン内部に行っていたようで、焼けてしまったエンジンオイルがコールタール状態です。

ミッションのコネクターもオイルまみれです、

ソケットごと交換します。

コンロッドメタルも交換

バルブシールも交換

ウォーターポンプもガタが来ているので交換

油圧が低いので、プレッシャー系も交換

エンジン内部がねとねとになっているといろいろなところにまで影響が出てしまいましたね。
最後にエアコンフィルターも汚れていたので交換します。

エンジンを組み上げて車体にインストール。

エンジンをかけると音がやみました!
一度試運転して、フラッシング、そして再度オイルを交換し作業は一通り完了しました!
納車後は、500km程度走行してもらってオイル交換をしたいと思います!
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千葉県からお越しのポルシェケイマン(987)、車検整備のご依頼に加えてエンジン始動時のキューンと音が鳴る症状と鍵が抜けなくなる症状のため併せて修理を依頼いただきました。
エンジン始動時の気になる音鳴りの修理

まずはマニホールドを外してスターターにアタック開始。
エンジン始動時、スターターのギアが飛び出してリングギアを回しますが、スターターのギアの戻りが悪くなって音が出ていたようです。外して直結して回しても普通に回ります。交換してエンジン始動時の鳴きもなくなります。
鍵が抜けなくなる修理
まずは診断機を当ててみると、鍵のシリンダーATスイッチギア内部のソレノイドなどいろいろと原因はあったりしますが、今回はソレノイドが原因によるものでした。

ギアボックスを取り外して、

ソレノイドはこちら

交換して組付けして作業完了。
車検整備作業
点検を行い消耗品や整備必要箇所を作業します。
今回は、エンジンオイル交換とフィルターの交換、ブレーキパッドは前後とも7mm以上あり、ブレーキオイルのみ交換します。
エアコンフィルターはつまり気味です。

あまりつまり過ぎるとブロアモーターへ負担がかかるのであまりよくないですね、なによりこのフィルターを通した空気は室内環境にもよくないので交換とさせていただきました。
合わせてエアフィルターも交換しました。

これにて作業終了となります。
この度はご入庫ありがとうございました!
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長野県より自走でご入庫いただきました、ポルシェ996カレラ4S。
エンジンを下ろしましたが、汚れがひどくベタベタしています。

こちらはマニュアルミッションの車両です。

早速、中を開けて確認を進めて行くと、

5番、6番のヘッドとシリンダーに傷がついています。
ピストンを入れ替えて、エンジンをきれいに洗浄して組付けを行います。

クラッチカバーの錆もひどかったので交換。
クラッチ版はまだ使用できそうでしたのでそのまま再使用します!

社外のマフラーを装着していて、良い音してます!!
お客様この度はご入庫ありがとうございました。
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東京都足立区のお客様より、「エンジンから異音がする」というご相談でご入庫いただきました、ポルシェ997カレラS。3.8Lエンジンです。

エンジンからの異音を確認し、エンジンを下ろすことに。
作業を始めます。


エンジンを下ろして、シリンダー内部を確認すると、やはり傷が入っています。
異音の正体は、シリンダー内でヘッドが微妙に首を振ってしまってあたったんでしょう。
バルブにはクーラントの漏れも確認。

ヘッドを研磨してスリーブも入れ替え、エンジンオーバーホールとなりました!

こちらはこれまでの作業で出た使い古しのヘッドガスケット↓

これまでにも水冷ポルシェのエンジンオーバーホールを多く行ってきた証、
気づけばこんなにヘッドガスケットが。。。
話を戻して、修理作業も完了しいよいよ組付け。

漏れなどないか確認して、
エンジン始動!

異音も解消されてなかなか強うそうなエンジンサウンドですね。
ご納車までお待たせしました、この度はご入庫ありがとうございました。
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品川よりレッカーにて入庫されたボクスター(987)の修理事例となります。


チャージランプが点灯したということでエンジンルームを見てみると、ファンベルトがついてない。
奥を見てみると、ウォーターポンプのプーリーがない。
プーリーカシメてついているのですがベアリングのボールがポロリと落ち。
ウォーターポンプ自体が不良品なのかと思いましたが、ウォーターポンプは純正品のようですし。。。
マニュアル車だからエンジン回しすぎて負荷かかっていたのかな?

ウォーターポンプを交換、組付けして、エア抜きして問題なく走れるようになりました。
念のため、ウォーターポンプは7万~8万km程度を目安に交換をされることをお勧めします。
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前回の記事に続いて、今度はポルシェカイエンの冷却水漏れの修理です。
早速状況を確認します。
マニホールドの左下あたりにクーラント漏れのあと。

ウォーターポンプの上に漏れのあと。

ウォーターポンはガタガタとしています。
ですがウォーターポンプのプーリーの裏にはクーラントの漏れが確認できない。
ちょっと不思議な感じですね。
ウォーターポンプとパイプライン、そしてサーモスタットを交換。
パイプの先の部分も樹脂製なので交換です。この先の部分は金属製のため漏れがないかを確認します。


交換、取付作業は手が入りにくいところ・・・
なかなか難儀なポルシェ様です。

最後にエア抜きしてクーラント入れて再度漏れはないかチェックして作業は無事完了!


走行距離55,000kmで冷却水漏れは悲しいですね。。。
修理完了しましたのでこれで安心してお乗りいただけます。
東京都のお客様、この度はご入庫ありがとうございました。
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横浜のお客様からクーラント漏れの修理をご依頼いただきご入庫いただきました。

ウォーターポンプ下側からかなりクーラントが漏れているようです↓

クーラントがプーリーについてケバケバ状態になっています↓

クーラントを足しながら走行していたようですね。

取り替えたウォーターポンプを回してみたところ、
ガラガラとひどい音がしておりました。。。
サーモスタットも同時に交換して元気になりました!

クーラントの漏れが確認されたら、
エンジンに負担がかかってしまうので、
早めに修理することをお勧めいたします。
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エンジン不調の997が入庫しました。
早速診断。

2番バンクのタイミングずれ、
6番のミスファイアを確認、
あまり見たことのないフォルトメモリーです。
2番バンクのヘッドカバーを外してタイミング点検、
6番のエキゾーストポートからクーラントの垂れを確認、
タイミングは合っています。

ヘッドを下ろして、シリンダー内の割れや傷を点検。
ブロック側は歪まないのでヘッドを研磨します。

以前シリンダー内にクーラントが入ってシリンダーが割れてしまった、
なんてこともありましたが今回はそのようなことにならず。
良かったです。
あとは、エンジンを組み戻して、エンジンを始動。
フォルトメモリーも消えて快調なエンジンになりました。
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ポルシェ987ボクスターS、レッカー車でご入庫されました。
エンジンはクランキングするけど初爆もせず、
まずはエンジンを下ろして確認することに!
圧縮比を測るとすべての気筒で圧縮なし。。。

ウォーターポンプ損傷

ウォーターハウジング破れ。
原因は、ウォーターポンプが壊れてクーラントが漏れ出ても、
エンジンを回してしまったことでエンジンが焼き付きブローしてしまった。

熱でブロックとピストンが溶着してはがされたピストン。
エンジンもオイルの焼け付きでひどいにおいが充満していました。

なかなかここまでピストンが損傷しているのはみたことがありません。


ただいま鋭意作業中です、もうしばらくお待ちください。
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ポルシェ996 4Sご入庫いただきました。
横浜の修理業者→ポルシェセンターなどたらい回しにされてしまって、当店へレッカーで運ばれてきました。
話を伺ったところ、エンジンシリンダー6番がかじっていて、エンジンチェックランプが点灯、アイドリングも不安定という症状です。早速エンジンを下ろし確認します。
下記画像は、ピストン、各シリンダー画像です。
※デジカメの設定日付が古いままで撮影してしまいました・・・、ご容赦ください(笑)





こちらは一番傷がひどい6番シリンダー画像。





これが4番シリンダー画像。
悲しくも片側バンクすべてシリンダーにかじり傷がひどい状態です。
片側バンクにすべて傷があると、傷によるピストンの圧縮抜けが起こり、圧縮圧がエンジンへ。これが起こるとブローバイホースなどにエンジンオイルがが逆噴射!それほど圧のかからないブローバイホースに逆噴射圧力がかかりエンジン各部がオイルまみれになって、ひどい状態となります。
ちなみにピストンのオイルリングはオイルカスが溜まっています。


使い古したOリング。

新品のOリング。
エンジン故障の原因の一つにオイル管理があります、とても大切ですね。
適正なオイルをチョイスしてこまめなオイル交換など管理はお忘れなく。


組みあがったエンジン!
これで安心してお乗りいただけます!
神奈川県横浜市のお客様、この度はご入庫ありがとうございます。
これからもよろしくお願いします。
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